Webマーケターの書評日記

書評を中心にWeb業界の事や時事ネタ等、色々と書いていきます。

遅ればせながら「桐島、部活辞めるってよ」を観ました。

ようやく観れました「桐島、部活辞めるってよ」。

 

近所のGEOはいつ行ってもオールレンタル中。

そんな中、3/16未明ようやく一本残っている所を確保できました。

 

感想としては二手に分かれるんじゃないかと思いました。

 

「これは名作だ」タイプと

「えっ、これで終わり?ポカーン」タイプに。

※ポカーンタイプも後から色々考えたりして、名作タイプに変わる可能性あり。

 

僕個人としては終わった瞬間「えっ?これで終わり?ええ!?」と思ってしまったのですが、後から色々考えたりするうちに、これは良い作品だと思いました。

 

ここから先は軽くネタバレも入るので、ご注意ください。

 

 作品として非常に上手く高校のスクールカーストを表現しながらも、

桐島という絶対的な存在が揺らぐ事で、学年全体に動揺が生まる。

特にスクールカースト上位にいたと思われている生徒の動揺は大きく、スクールカースト下位と位置づけられている生徒がたんたんと好きな事に没頭している姿と対比的な描写が続く。

 

桐島がいた時は上手く回ったであろうバランスが崩れ、打ち込めるものがない見せかけのスクールカースト上位人は悩み、うろたえる。

 

「好きな事に没頭する」これができる事がブレが少なく真の意味で充実した人生を送る事ができのでないかと投げかけている。

 

作品全体として個々人の心理描写を言葉で説明する事がほとんどないので、出演者の視線やしぐさ、セリフからその奥にある意味を読み取る必要があり。

 

2回観るとより深さが感じられるかもしれませんね。

興味ある方是非!